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国連安全保障理事会にアラブ連盟との協力強化を要請

両機関は1945年、国際的な平和と安全を保証することを目的に設立された。(AFP通信/資料)
両機関は1945年、国際的な平和と安全を保証することを目的に設立された。(AFP通信/資料)
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19 Jan 2021 05:01:40 GMT9
19 Jan 2021 05:01:40 GMT9
  • 理事国に対してアラブの大義の支持で一致し、この地域の人々の意見や懸念に配慮するよう呼びかけた
  • 米国特使、地域でのイランによる悪質な行動に最も影響を受けやすい国々は、単独で立ち向かうべきではない

Ephrem Kossaify

ニューヨーク:国連安全保障理事会がアラブ連盟各国との協力を強化する方法を検討する中、アラブ世界を苦しめ続けている問題が、月曜日の国連安全保障理事会における議題のトップに挙げられた。

理事国は、シリア、イエメン、リビア、スーダンでの長引く紛争や、行き詰った中東和平プロセスについて議論し、多国間主義と協力が平和のための重要な必要条件であることに合意した。

チュニジアは今月、安全保障理事会の議長国を務めており、この会合は同国のタレク・ラデブ国連常駐代表の要請を受けて開催された。ラデブ氏による招聘状は、国連とアラブ連盟とのより効果的な連携の必要性を強調し、平和と安全の維持に向けた地域的機関の役割を定めた国連憲章第8章を引き合いに出した。

両機関は1945年、国際的な平和と安全を保証することを目的に設立された。両機関の協力は、紛争の防止と解決、調停、平和維持と平和構築、人権と人道支援、難民、人間と政治の発展、テロリズムへの対抗、暴力的過激主義の防止、平和の維持と軍縮といった、両機関が設立された目的の多くの側面を網羅するように長年にわたって発展してきた。さらに最近では、両機関は新型コロナウイルス感染症のパンデミックや気候変動の影響にも対応しており、2019年にはカイロに両機関による連絡事務所が設立された。

UAEのアンワル・ガルガシュ外相は、安保理に対してアラブの大義の支持で一致するよう求め、常任理事国に拒否権の行使を制限するよう促した。同外相はまた、アラブの問題への外部からの干渉を防ぎ、大量破壊兵器から地域を守り、イスラエルによるパレスチナの土地の占領を終わらせることに貢献し、中東の紛争に関するアラブ人の意見や懸念に配慮するよう安保理に求めた。

アラブ連盟のアハマド・アブル・ゲイト事務局長は、パンデミックと継続的な紛争の「危険な組み合わせ」が地域に大きな被害をもたらしていると安保理で述べた。

同事務局長はまた、かつてないほど解決が困難に見えるイスラエルとパレスチナ人の間の紛争に関する二国家解決を再確認しなければならないとし、「我々は、米国の新政権が有効でない政策や手続きを修正し、影響力のある地域的・国際的関係国の支持を得て実りある政治プロセスに関与することを期待している」と述べた。

「これはパレスチナの人々に、自由と独立を達成するという壮大な願望において、国際社会がパレスチナ人の側に立つという新たな希望を与えることになるだろう」

アブル・ゲイト氏はまた、アラブ諸国の問題に干渉し続ける「地域の大国」を非難した。
同氏は「この干渉が地域全体を不安定にしていることは誰の目にも明らかになっている。国際貿易の生命線である国際海上航路の安全性にも悪影響を与えている」と述べた。

「また、この干渉が既存の紛争を永続させ、さらに複雑化させていることも明らかになっている。シリアでは、5つの国が明らかな形で軍事的に干渉している。シリアの治安状況は、特に北西部、北東部、南部で混乱と不安定さが続いている」

国連政治・平和構築担当事務次長のローズマリー・ディカルロ氏は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックは「まさに連帯と協力の必要性がこれまで以上に重要になっている時に、多国間システムの負担を激化させている」と述べた。

同氏は、長引く数多くの紛争における平和維持活動にアラブ連盟が関与していることに感謝した。これには、国連シリア特使とシリア憲法委員会への支援、二国家解決に関する国際的な意見の一致の維持、リビアでの10月23日の停戦仲介における同連盟の積極的な役割、そしてスーダンの民主化に対する支援が含まれる。

イエメンでは、「世界最大の援助活動を実施し、手遅れになる前に増大する飢饉のリスクに緊急に対処する」ために、アラブ連盟と主要加盟国の支援が極めて重要だと同氏は付け加えた。

ディカルロ氏は、サウジアラビアをはじめとする湾岸諸国がカタールとの関係を修復することで合意した今月のアルウラ宣言が、地域の安全保障と繁栄の強化につながるとの期待を表明した。同氏は、この地域での自制と緊張緩和のための対話を求めた。

米国国連代表の政治コーディネーターを務めるロドニー・ハンター氏は、「アラブ連盟に加盟している我々の協力国や同盟国がバッシャール・アサド大統領のシリアを再び承認することに反対し、(同国で)包括的な政治プロセスが進行するまでは関係を正常化しない姿勢を堅持している」と称賛した。

同氏はまた、「(シリアの)政権が安保理決議2254で概説されている政治的解決に全面的に取り組むまでは、外国からの復興支援はない」と付け加えた。

イランについてハンター氏は、イランの政権は「レバノンからサウジアラビアまでの地域全体で悪意のある活動を行っており、地域の平和と安全に対する最も大きな脅威であることに変わりはない」と述べた。

イランによる支援を受けてイラクで活動する民兵組織は「イラク全域でイラクの国家資源を日常的に盗み、標的殺害を行い、宗派間の暴力を煽っている」と同氏は付け加え、米国は今後も「イランの政権に対して、この紛争における同政権の役割を終わらせ、テロ組織や民兵組織への支援に制限を設けるよう、積極的に圧力をかけ続ける」と断言した。

同氏は「国々は単独ではイランによる強要、脅迫、悪質な行動の影響を受けやすいため、単独で対応すべきではない」と述べた。

ハンター氏はまた、ここ数か月でイスラエルとの関係を正常化したアラブ諸国を称賛し、他の国々にもこれに倣うよう呼びかけた。米国で毎年行われるマーティン・ルーサー・キング牧師の生涯と功績を記念する日に、ハンター氏は高名な同公民権のリーダーの言葉を引用して次のように述べた。「闇は闇で追い払うことはできない。光だけがそれを可能にする。憎しみは憎しみを消し去ることはできない。愛だけがそれを可能にする」

ロシアの国連常駐代表ヴァシリー・ネベンジャ氏は、「ペルシャ湾におけるロシアの安全保障の考え方は対話への招待だ」と述べ、あからさまに米国に対する批判として、「これは平和への招待であり、戦争への招待とは対照的なものだ」と付け加えた。

ネベンジャ氏は、同氏が「軍拡競争と武器の展示」と呼ぶものに終止符を打つことを求め、同じくマーティン・ルーサー・キング牧師の記憶を引き合いに出し、「明らかに(米国人が)好きではない名言」を次のように取り上げた。「社会生活の向上の計画よりも防衛費により多額の金を年々使い続けている国は、精神的な死へと向かっている」

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