
防衛省は3日未明、イスラム組織ハマスとの軍事衝突が続くイスラエルから、航空自衛隊のKC767空中給油・輸送機で邦人ら46人が出国したと発表した。日本まで輸送する。自衛隊機によるイスラエルの邦人退避は2回目。
外務省によると、出国したのは現地時間2日夕(日本時間同日夜)。搭乗したのは邦人20人とその家族2人、韓国人15人、ベトナム人4人、台湾人1人とこれらの家族4人。
退避に備え、防衛省はイスラエルの隣国ヨルダンにKC767とC2輸送機2機の計3機を待機させていた。イスラエルとパレスチナに滞在する邦人は2日現在で約800人。イスラエルと日本を結ぶ直行便は10月30日を最後に運休し、その他の商用便も減少している。
1回目は現地時間10月19日にイスラエルを出国。邦人や韓国人ら計83人が退避した。この他、日本政府のチャーター便で14日に邦人8人が出国し、同日運航した韓国軍機にも邦人とその家族計51人が搭乗した。
時事通信