
釜山: 上川陽子外相は26日午前(日本時間同)、韓国の朴振外相と訪問先の韓国・釜山で会談した。両外相は軍事偵察衛星を打ち上げた北朝鮮に関し、「国連安全保障理事会決議に明白に違反する」として、強く非難することで一致した。日韓、日米韓で引き続き緊密に連携していくことを確認した。
日本政府に元慰安婦への損害賠償を命じた韓国高裁の判決を巡っても意見交換。上川氏は「極めて遺憾である」と抗議し、韓国政府に適切な措置を講じるよう求めた。朴氏は慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した2015年の日韓合意について「両国間の公式合意として尊重する」との立場を示した。
両外相はまた、19年12月を最後に途絶えている日中韓首脳の会談実現に向け、協力することを申し合わせた。
時事通信