
横浜市西区みなとみらいの音楽施設「Kアリーナ横浜」で23日夜、女性(48)が刃物で切られたと通報があった事件で、神奈川県警は26日、女性が事情聴取に対して「自分で刺した」と話し、事件は虚偽だったと明らかにした。
県警によると、女性は大阪府在住で、施設で行われた音楽イベントに夫と参加していた。「自宅から持ってきた包丁で腹部を刺した。悩みがあった」と述べているという。女性のけがは軽く、既に退院した。
女性は当初、「建物の外で、腹部に刃物のようなものが刺さっていることに気付いた」と説明。県警が防犯カメラを解析するなどしたが、不審な人物は映っておらず、事件の目撃者もいなかったため、女性から事情を聴いていた。
時事通信