
【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮が2日、東部の元山付近から日本海に向けて、正体不明の飛翔(ひしょう)体2発を発射した。詳細は不明。北朝鮮がミサイルとみられる飛翔体を発射するのは昨年11月末以来となる。今年に入ってからは初めてで、軍事的な挑発を再開した可能性がある。
北朝鮮は昨年末の朝鮮労働党中央委員会総会で、一時的に中止を決めた核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の再開を示唆。ただ今年1月に中国で新型コロナウイルスの感染者が増加して以降は、外国との往来を閉じるなど対策に集中し、軍事的な挑発は控えていた。
JIJI Press