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開発機関トップに日本人=戦闘機計画で日英伊合意

開発機関はJVと契約を一元化し、設計、製造業務の発注を効率化する。開発に絡む秘密情報の保護や将来的な輸出管理も担う。(AFP)
開発機関はJVと契約を一元化し、設計、製造業務の発注を効率化する。開発に絡む秘密情報の保護や将来的な輸出管理も担う。(AFP)
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14 Dec 2023 07:12:00 GMT9
14 Dec 2023 07:12:00 GMT9

木原稔防衛相は14日、英国のシャップス、イタリアのクロセット両国防相と防衛省で会談し、次期戦闘機の開発計画を管理する政府間機関「GIGO」の設立で正式合意した。本部は英国に置き、日本人を初代トップとする。今後つくられる参画企業の共同企業体(JV)初代トップをイタリア人とし、バランスを取ることも確認した。

3カ国は現在、それぞれが企業と個別に契約している。開発機関はJVと契約を一元化し、設計、製造業務の発注を効率化する。開発に絡む秘密情報の保護や将来的な輸出管理も担う。

3氏は会談後、機関設立に関する条約に署名した。日本政府は来年1月召集の通常国会に設立に関する条約案を提出。各国の批准手続きを経て、来年度に立ち上げる。 

14日の会談には、機体開発を担当する三菱重工業、英航空防衛大手BAEシステムズ、伊防衛装備大手レオナルドの代表者も参加。作業分担などの交渉を進め、目標とする2035年の開発完了へ緊密な連携を申し合わせた。

木原氏は共同記者発表で「日英伊が優れた技術を持ち寄り、コストとリスクを分担し合う歴史的なプログラムだ」と意義を強調した。

時事通信

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