
ソウル: 日米韓などの外相は、北朝鮮の弾道ミサイルがロシアに供与され、ウクライナへの攻撃に使用されたことを非難する共同声明を出した。欧州や朝鮮半島、インド太平洋地域など世界の安全保障に与える影響について「深い懸念」を表明した。
韓国外務省が10日、発表した。声明は、武器供与は「ウクライナ国民の苦しみを増大させ、ロシアの侵略戦争を支援し、世界的な不拡散体制を弱体化させる」と指摘。北朝鮮にミサイルの技術的な知見を与えることになるとし、「ロシアが見返りとして何を提供するのか注視している」と強調した。
声明を出したのは、日米韓の他、英国やフランスなど40カ国以上と欧州連合(EU)の外相ら。米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は4日、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルなどを供与し、ウクライナへの攻撃で使用されたと公表していた。
時事通信