
防衛省は13日、シーレーン(海上交通路)の船舶の航行安全確保のため中東海域に派遣された海上自衛隊の1~2月分の活動状況を公表した。自衛隊への救援要請など、特段の異常は確認されなかったという。活動状況は今後毎月公開する。
2月26日に情報収集活動を開始した護衛艦「たかなみ」は同29日までの間、オマーン湾とアラビア海北部の公海で約500隻の船舶を確認。海賊対処を兼務するP3C哨戒機部隊は1月20日~2月29日、アデン湾とアラビア海北部西側の公海で約2500隻の船舶を確認した。航行船舶の情報は関係省庁などと共有している。