
ソウル:北朝鮮国防省は韓国と米国に対し、軍事演習は戦争のリハーサルであり、その結果を警告するものであるとして、軍事演習を中止するよう求めた。
韓国軍とアメリカ軍は月曜日、毎年恒例の春季演習を開始し、北朝鮮の核とミサイルの脅威への対応を改善するため、昨年に比べ2倍の兵力が参加した。
KCNAによれば、平壌国防省の無名の報道官は、「狂乱的で無謀な」軍事訓練と呼ばれるものを強く非難し、中止するよう求めたという。
同報道官は、演習は決して防衛的なものではなく、北を侵略しようとする試みであるとし、その規模が拡大し、国連軍司令部の11カ国が参加していることを指摘した。
KCNAは報道官の言葉を引用し、「核戦争は火花を散らしただけでも引火する可能性がある」と述べた。
米国と韓国は、「誤った選択のために大きな代償を払わなければならないだろう」と同報道官は付け加え、「不安定な安全保障環境を強力にコントロールするための軍事活動」を行うことを誓った。
韓国国防省は北の声明を否定し、演習は防衛的なもので、北の挑発と侵略をかわすためのものだと述べた。
「もし北朝鮮が演習を口実に直接的な挑発をするならば、我々は即座に、強力に、そして最後まで圧倒的な対応をする」と声明で述べた。
3月14日に終了するフリーダムシールド演習は、北朝鮮がミサイル発射実験やその他の兵器実験によって核能力の開発を進める中で行われた。
演習は主に、平壌が核弾頭を搭載する可能性を示唆した巡航ミサイルを「識別し、攻撃する」ことを含め、北の核の脅威を無力化するように設計されている、とソウル軍当局者は述べた。
ロイター