政府は8日の閣議で、太平洋クロマグロ(本マグロ)の漁獲管理強化を目的とする漁業法など関連法の改正案を決定した。総漁獲量だけでなく、漁獲尾数の報告を求めるのが柱。漁船名や陸揚げ日、個体ごとの重量の記録作成と保存も義務付ける。違反への罰則を強化し、法人への罰金刑も新設する。
2021年に青森県大間産クロマグロの不正流通が発覚したことを受け、違法漁獲の再発防止を図る。
併せて、スマート農業技術の活用を促進するための新法案なども決定。今国会に提出し、成立を目指す。
時事通信