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リニア「最速37年開業」支援=品川-大阪間、岸田首相が沿線知事に

(AFP)
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08 Jun 2024 02:06:20 GMT9
08 Jun 2024 02:06:20 GMT9

岸田文雄首相は7日、建設中のリニア中央新幹線に関し、品川―大阪間の全線開業の時期を最速で2037年とする従来目標の達成に向け、支援をしていく考えを示した。同日、愛知県や静岡県など沿線自治体の知事らが首相官邸で要望活動を行った際、明らかにした。

首相は「現行の想定時期の下、整備が適切に進むように環境、水資源の状況やJR東海の財務状況を厳格にモニタリングし、必要な指導と技術的支援を行っていく」と述べた。

リニアを巡っては、静岡県の川勝平太前知事がトンネル工事の環境への悪影響を懸念し、県内着工を認めなかった。着工の遅れでJR東海は目標としていた品川―名古屋間の27年開業を断念。早ければ37年と想定していた大阪までの延伸の遅れも懸念されていた。

他方、静岡県ではリニア推進を掲げる鈴木康友知事が5月に就任し、事態の打開が期待されている。 

今回要望したのは、リニア沿線の10都府県から成るリニア建設促進期成同盟会。会長を務める愛知県の大村秀章知事ら8県の知事が首相と面会し、早期の全線開業に向け国の取り組みを求めた。面会後、大村氏は報道陣に「全線整備することが、一番効果を発揮することは明らかだ。総理の発言は大変心強い」と話した。

期成同盟会は、工事が行われている岐阜県瑞浪市で井戸などの水位低下が確認されたことも踏まえ、問題発生時の迅速な情報提供や対策実施も求めた。静岡空港に東海道新幹線の新駅を設置する案も伝えた。

時事通信

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