ニューヨーク:岸田文雄首相は23日(日本時間24日)、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長と米ニューヨークで約20分間会談した。安全保障環境が厳しさを増す中、日本とNATOの協力は一層重要になっているとの認識を共有。両氏の交代後も引き続き関係発展を図る方針を確認した。
首相は「欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分だ」と改めて強調。ストルテンベルグ氏は、岸田首相が2022年に日本の首相として初めてNATO首脳会議に参加し、その後も今年まで3年連続で出席したことに謝意を伝えた。首相は10月1日に退陣する見通しで、ストルテンベルグ氏も同日で任期が満了する。
岸田首相は欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長とも会談し、日EU関係を強化していくことで一致した。
時事通信