
先進7カ国(G7)首脳は16日、テレビ会議を開き、世界中に感染が広がる新型コロナウイルスへの対応を協議した。事態の収束後を見据え、世界の経済活動が安定的に再開するための準備が重要だとの認識で一致した。安倍晋三首相は医療体制がもろい国への支援などを呼び掛け、各国の賛同を得た。
先進7カ国(G7)首脳テレビ会議に臨む安倍晋三首相=16日夜、首相官邸(内閣広報室提供)
先進7カ国(G7)首脳テレビ会議に臨む安倍晋三首相=16日夜、首相官邸(内閣広報室提供)
G7首脳のテレビ会議は3月16日に続いて2回目。前回の会議以降の新型コロナの影響拡大を踏まえ、今年のG7議長国を務める米国が呼び掛けた。安倍首相は治療薬の開発や「透明で迅速な情報共有」を進める重要性を指摘。危機に強い経済の構築も訴えた。
時事通信社