ソウル:韓国は、北朝鮮が最近相次いでミサイルを発射したことを受け、威嚇のために弾道ミサイルを海上に向けて発射したと金曜日、ソウルが発表した。
核保有国である北朝鮮は、過去2週間にわたり、最も先進的で強力な固体燃料式大陸間弾道ミサイル(ICBM)と、多数の短距離弾道ミサイルのテスト発射を行ったと発表していた。
韓国軍司令部は、今回の実弾発射演習は「北朝鮮によるいかなる挑発行為にも断固として対応する強い意志」を示すことを目的としていると発表した。
また、合同参謀本部は「挑発行為の根源である敵に対する精密打撃能力と即応能力」を強調した。
軍司令部によると、今回の演習では、地上発射式短距離ミサイル「ヒョンム」が西海に発射された。
韓国は1970年代に北朝鮮の脅威に対抗するため、短距離弾道ミサイルの国内生産を開始した。
ヒョンムーは、韓国のいわゆる「キル・チェーン」先制攻撃システムの中核となるミサイルシリーズであり、北朝鮮による攻撃の兆候があれば、ソウルは先制攻撃を行うことができる。
10月初旬には、地下壕を破壊できる同国最大の弾道ミサイル「ヒョンム5号」を初めて公開した。
先週の日曜日には、北朝鮮によるICBM発射実験を受けて、韓国、日本、米国が合同で空軍演習を実施した。米国のB-1B爆撃機、韓国のF-15KおよびKF-16戦闘機、日本のF-2戦闘機が参加した。
このような合同演習は、北朝鮮を激怒させる。北朝鮮は、これを侵略の予行演習と見なしているのだ。
同国の指導者の妹であり、主要なスポークスパーソンである金与正氏は、米韓日演習を「わが共和国に対する敵の最も敵対的で危険な攻撃的本質を、行動をもって説明したもの」と称した。
また、同氏は「今回の演習は、わが国が選択し、実践に移してきた核戦力強化路線の正当性と緊急性を証明する絶対的な証拠である」と付け加えた。
AFP