ドバイ:イラン外務省の報道官が月曜、2015年核合意の復活を目指してウィーンで行われているテヘランと世界の主要国との協議が中断したのは、米国の責任であると述べた。
「アメリカは、これらの協議が中断されたことに対して責任がある…合意は手が届く非常に近いところにある」と、サイード・ハティブザデ報道官は毎週恒例の記者会見で語った。
「ワシントンは、合意復活のために政治的決断を下すべきだ」と述べ、テヘランが「永遠に待つことはない」だろうと付け加えた。
米国務省は木曜、核協議には未解決の問題が少数残っていると述べ、テヘランはそれらの問題について決定を下す責任があるとした。
イランは、ワシントンがイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)に対する外国テロ組織(FTO)指定を解除することなど、まだ未解決の問題があると述べていた。
また、テヘランは、将来の米国大統領がこの合意から離脱しないことを保証するよう求めてきた。制裁をどの程度まで後退させるかも、別の未解決問題である。
ハティブザデ報道官はまた、リヤドが未解決の二国間問題を解決する意志を示せば、テヘランは地域の主要なライバル国であるサウジアラビアとの協議を再開する用意があると述べた。
3月上旬、ロシアの要求により、世界の主要国は核交渉を中断せざるを得なくなった。しかしその後、モスクワは、ウクライナ関連の制裁がイランとの貿易に影響を与えないことを保証する文書を作成したと述べ、モスクワが、有名無実となっている協定の復活前進を許可する可能性があることを示唆した。
ロイター