東京:外務省によると、藤井比早之外務副大臣は月曜日、UNRWAはガザ地区その他におけるすべての人道的対応のバックボーンであり、UNRWAがその任務を効果的に果たすことを妨げてはならないと述べた。
藤井副大臣は、ガザにおける人道的対応を強化するためのカイロ閣僚会議にて発言し、エジプトのバドル・アブデルアーティー外相との会談の中で、ガザの状況を仲介し、人道物資を運び、重篤な患者を受け入れるエジプトの努力に高い評価を表明した。
カイロ会議はエジプトと国連が主催し、中東、欧州、北米の閣僚や各国代表、国際機関が参加している。
参加者は、ガザにおける人道的大惨事に深刻な懸念を表明し、一刻も早い危機の解決の必要性を強調した。
藤井氏は、ガザにおけるこれ以上の人道的大惨事を防ぐことは国際社会の責任であると述べ、即時停戦、すべての人質の無条件解放、人道支援の拡大を求める日本の要求を改めて表明した。
日本はパレスチナの人々に約1億3000万ドルの人道支援を行ってきた。また、紛争に対する唯一の現実的な解決策はイスラエルとパレスチナの平和的共存であると強調し、日本は二国間解決を全面的に支持し、サウジアラビアとEUが主導する二国間解決を推進するグローバル・アライアンスの設立を歓迎すると述べた。
エジプト外相との会談において、藤井副大臣は、日本は医療資機材の提供や医療従事者の研修を通じてエジプトの取り組みを支援しており、中東地域の安定の重要性を再確認しつつ、中東地域の安定化に貢献していきたいと述べた。アブデルアーティー外相は日本の支援に感謝の意を表した。
藤井氏はまた、シグリッド・カーグ国連上級人道復興調整官(ガザ担当)とも会談し、ガザ地区における長引く人道的大惨事に深刻な懸念を表明するとともに、ガザの人道状況を改善しようとするカーグ氏の努力に賞賛の意を表した。
また、ガザに必要な援助を効果的かつ効率的に拡大するためには、援助国と国連機関の間の緊密な連携が不可欠であると付け加えた。