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岩屋氏、李首相と面会=1年8カ月ぶり外相訪中

北京の釣魚台国賓館で握手する日本の岩屋毅外相(左)と中国の王毅外相(右)(2024年12月25日水曜日)。(AP)
北京の釣魚台国賓館で握手する日本の岩屋毅外相(左)と中国の王毅外相(右)(2024年12月25日水曜日)。(AP)
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25 Dec 2024 09:12:29 GMT9
25 Dec 2024 09:12:29 GMT9

北京: 岩屋毅外相は25日、就任後初めて中国を訪問し、北京の人民大会堂で李強首相と面会した。外相の訪中は2023年4月の林芳正氏以来、1年8カ月ぶり。

面会の冒頭、李首相は「中日関係は改善と発展の肝心な時期にある。両国関係の持続的かつ健全な発展を推し進めていく用意がある」とあいさつ。岩屋氏は「日中双方はこの地域、また世界に重要な責任を共有している」と強調し、「それをしっかり果たしていける関係を築いていくために努力したい」と話した。

岩屋氏は李氏との面会後、王毅共産党政治局員兼外相と会談した。岩屋氏が王氏と対面で会うのも、就任後初めて。 

外相会談では、互いに利益を得られる分野では協力する「戦略的互恵関係」の推進や、「建設的かつ安定的な関係」構築に向けた方向性を確認する。

岩屋氏はまた、日本産水産物の輸入再開を巡る今年9月の日中合意について、速やかな履行を求める。東シナ海での中国の覇権主義的な行動や、ロシアと協力を深める北朝鮮の動向など地域情勢についても協議する見通しだ。

岩屋氏は、日中両政府が開く「日中ハイレベル人的・文化交流対話」にも出席する。同対話は、文化や観光を通じて人的交流の拡大を目指す枠組み。阿部俊子文部科学相も参加し、中国人の訪日ビザ(査証)の要件緩和を打ち出す方針だ。

日中関係は停滞が続いたが、石破茂首相と習近平国家主席は11月にペルーで開いた首脳会談で、戦略的互恵関係を推進し、首脳レベルを含む人的往来に取り組む方針で一致した。岩屋氏の訪中はその流れを受けたもので、両国は対話の拡大につなげたい考えだ。

時事通信

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