
ソウル:韓国の代行大統領である崔サンモク氏は金曜日、前例のない政治危機に直面しているにもかかわらず、韓国の外交は揺るぎないものであると述べ、日本および米国との3か国間の協力関係を継続していくことを誓った。
チェ大統領は、駐韓米国大使および在韓米軍司令官と会談し、二国間同盟およびドナルド・トランプ次期大統領の新政権について意見を交換した。チェ大統領の事務所が声明で発表した。
「困難な状況ではあるが、わが国外政策および安保政策は米国との強固な同盟関係を基盤に揺るぎなく推進していく」と崔氏は述べた。
同声明によると、同氏はゴールドバーグ駐韓米大使およびザビエル・ブルソン在韓米軍司令官に対し、韓米間の協力および日韓間の協力が継続されるよう、両国が相互に積極的に努力すべきだと伝えた。
同国の財務大臣である崔氏は、今月早々に発令した短期間の戒厳令を巡り、ユン・ソク・ヨル大統領が弾劾され職務停止処分を受けた後、代行として政権を担っていたハン・ダックスー首相が弾劾されたため、12月27日より代行の首相を務めている。
ユン大統領は12月3日の戒厳令発令未遂事件で、反乱罪の刑事訴追も受けている。当局は金曜日、ユン大統領を逮捕しようとしたが、6時間にわたる緊迫した対峙の末、逮捕には至らなかった。
米国の同盟国である隣国日本との長年にわたる関係強化は、ユン大統領の外交政策における最優先事項のひとつであった。
ロイター