
東京:石破茂首相は、ジョー・バイデン米大統領に対し、日本製鉄が計画しているU.S.スチールの買収に関する日米経済界の懸念を払拭するよう要請した。
日本の外務省の報道官によると、石破氏は月曜日にバイデン氏とフィリピンのフェルディナンド・マルコスJr.大統領との3者会談でこの要請を行った。
「石破首相は、強靭なサプライチェーンを確立するためには同盟国や志を同じくする国同士の協力が不可欠であり、経済安全保障を促進するためには企業が安心して投資できるよう努力することが重要であると指摘した」と付け加えた。
同報道官は、石破氏が特に日本製鉄と米スチールの取引について言及したことを確認した。
バイデン政権は日本製鉄に対し、149億ドルでのU.S.スチール買収を断念するよう6月まで延期した。
ロイター