
東京:アニメスタジオで36人が死亡した放火事件で死刑判決を受けた日本人の男が控訴を取り下げ、裁判所の判決を受け入れたと、弁護士と地元メディアが火曜日に伝えた。
青葉真司被告(46)は昨年1月、京都アニメーションのスタジオで起きた放火事件で死刑判決を受けた。
しかし彼の弁護団は、彼には精神障害があるとして判決を不服としていた。
京都アニメーションの代理人である桶田大輔弁護士は火曜日の声明で、「控訴が取り下げられたことは承知している」と述べたが、それ以上のコメントは避けた。
NHKをはじめとする日本のメディアは火曜日、青葉被告が月曜日に控訴を取り下げたと報じた。
日本のネットワークABCニュースによると、青葉の弁護団は控訴取り下げの無効を申し立てることができるが、今のところ申し立てはされていないという。
生存者によれば、2019年7月18日の朝、青葉はスタジオビルに押し入り、1階にガソリンをまいて火をつけ、「ドロップデッド」と叫んだという。
殺された人の多くは21歳の女性を含む若い人たちだった。
犠牲者たちは「瞬く間に火と煙に包まれた。スタジオが一瞬にして地獄と化し、苦悶の死を遂げた」と、増田啓介裁判長は昨年の判決で述べた。
屋上へ続く螺旋階段で多数の犠牲者が発見されたことから、必死に逃げようとして打ちひしがれたものと思われる。
30人以上が負傷し、消防隊員はこの事件を「前代未聞」と呼んだ。
現場近くで逮捕された青葉は全身の90%にやけどを負い、意識を取り戻したのは火災から数週間後だった。
検察によれば、青葉は京アニが自分のアイデアを盗んだと考えていたが、京アニはこれを否定している。
日本は死刑制度のある数少ない先進国のひとつであり、世論調査でも死刑に対する国民の支持は高い。
12月現在、日本では100人以上の死刑囚がいる。
AFP