
東京 : 北朝鮮は、アメリカによる北朝鮮の非核化計画を「現実的にも概念的にも、ますます不可能で非現実的な失敗した夢」と呼び非難した。
北朝鮮外務省の報道官は12日、強い声明を発表し、「米国とその追随勢力による敵対的脅威が存在する限り、われわれにとって核兵器は平和と主権、そしてわれわれの憲法が認める正当な自衛手段を意味する」と述べた。
「朝鮮民主主義人民共和国は、国家元首が示した核戦力強化路線を一貫して堅持し続け、あらゆる政治的・軍事的手段を駆使して、米国とその臣下の脅威と恐喝を徹底的に抑止する」
声明は、米国が「現実を直視しようとしない」と非難し、米国が北に圧力をかけ続けるほど、北の戦略的強度は向上すると述べた。
また、声明は、最近ドイツで開催された国際安全保障会議において、米国が「悪意ある非難」を行ったとし、米国務長官が日韓の外交当局者と共謀し、「わが国に対する根拠のない中傷と挑発的なレトリックに満ちた 」共同声明を発表したことを非難した。
この共同声明に対して北朝鮮の声明は、「朝鮮半島における集団的対立と衝突を助長する、米国、日本、韓国による冒険的で無謀な動きに対する重大な懸念」を表し、「敵対国によるいかなる挑発や脅威も、圧倒的かつ断固とした対応で迎え撃つ」と付け加えた。
そして「米国は、過去30年余りにわたり、わが国の安全保障を一方的に損なおうとする帝国主義的な無謀な試みによって、どのような結果がもたらされたかを自問すべきである」と述べている。