
東京:日曜日、65歳の誕生日を迎えた日本の天皇陛下は、第二次世界大戦の悲劇を若い世代に伝えることの重要性を強調し、世界が終戦から80周年を迎える今年、歴史認識と平和への決意を促進する取り組みに貢献することを誓った。
「戦争の記憶が薄れつつある今日、悲惨な体験や歴史を戦争を知らない世代に伝えていくことが重要です」と、徳仁殿下は日曜日に発表された事前収録のコメントで記者会見で語った。
「戦中・戦後の試練を経験した人たちは高齢になり、若い世代が彼らの生の話を聞くことは難しくなっている」、と徳仁殿下は語った。
徳仁殿下は、妻の雅子皇后、娘の愛子内親王、弟の家族の一部を伴い、宮殿のバルコニーから歓声を上げる親族たちに手を振った。この後日曜日には、宮中晩餐会で誕生日を祝われることになっていた。
この戦争は、彼の祖父である当時の天皇裕仁の名において戦われた。戦後生まれの徳仁殿下と雅子殿下は、両親から戦時中の体験談や平和への思いを聞き、学んできたという。2019年に退位した父明仁は、戦争への償いに献身的だったことで知られており、徳仁天皇はその例に倣うと語った。
彼の懸念は、特に1945年8月に広島と長崎に投下された米国の原爆の多くの被爆者の懸念と共鳴する。彼らは、核軍縮が進展せず、核抑止力への支持が高まっていることを懸念している。
被爆者たちは、数十年にわたる核軍縮の努力に対して、自分たちの組織である日本被団協にノーベル平和賞が授与されることで、若い世代の意識が高まることを望んでいると語っている。
今年、徳仁と雅子両陛下は広島と長崎を訪れ、アメリカによる原爆投下で亡くなった人々に敬意を表し、戦争で最も過酷な戦闘が行われた場所のひとつである沖縄を訪問する予定だ。
AP