
ソウル:北朝鮮は月曜日に「複数の未確認弾道ミサイル」を発射したと韓国軍が発表した。同じ日にソウルとワシントンはフリーダムシールドとして知られる毎年恒例の大規模な合同軍事訓練を開始した。
「我が軍は13時50分頃(0450GMT)、黄海から西海に向けて発射された複数の未確認弾道ミサイルを探知した」と合同参謀本部は発表した。
「我が軍は米国との緊密な協力の下、監視を強化し、完全な即応態勢を維持する」と統合参謀本部は付け加えた。
アメリカは数万人の米兵を韓国に駐留させており、同盟国は定期的に共同訓練を実施している。
しかし、このような演習は平壌を激怒させ、平壌はこれを侵略のリハーサルとみなし、日常的に独自の兵器実験で対抗している。
月曜日、核保有国である北はこの演習を「挑発行為」だと非難し、「偶発的な一発」で戦争を引き起こす危険性を警告した。
朝鮮中央通信によると、平壌外務省は「これは朝鮮半島の深刻な状況を誘導する危険な挑発行為であり、偶発的な一発によって双方の物理的な衝突を引き起こすかもしれない」と述べた。
アメリカの声明によれば、米韓合同演習「フリーダムシールド2025」は月曜日に開始され、「ライブ、バーチャル、フィールドベースの訓練」が行われる。
演習は3月20日まで行われる予定だ。
今回の演習は、韓国空軍の戦闘機2機が3月6日、米軍との共同訓練中に誤って村に爆弾8発を投下したことに端を発している。
韓国軍によれば、この事故で民間人や軍人を含む31人が負傷したという。
平壌とソウルの関係は、国連制裁に違反して北が昨年相次いで弾道ミサイルを発射したことで、ここ数年で最低の状態にある。
1950年から1953年にかけての紛争は、平和条約ではなく休戦協定で終結したため、南北朝鮮は厳密には戦争状態にある。
大規模なフリーダムシールド演習は、同盟国にとって毎年行われる最大の合同演習のひとつである。
月曜日の声明で、北朝鮮の外務省はこの演習を「攻撃的で対立的な戦争のリハーサル」と呼んだ。
先週、平壌は、米海軍の空母が韓国の釜山港を訪問したことについて、米国を「政治的・軍事的挑発行為」だと非難した。
AFP