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地下鉄サリン事件から30年を迎える日本

2025年3月20日、東京地下鉄サリン事件から30年を記念し、霞ヶ関駅構内で黙祷する東京メトロの社員たち。(AFP=時事)
2025年3月20日、東京地下鉄サリン事件から30年を記念し、霞ヶ関駅構内で黙祷する東京メトロの社員たち。(AFP=時事)
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20 Mar 2025 01:03:37 GMT9
20 Mar 2025 01:03:37 GMT9

東京:木曜日、日本は地下鉄サリン事件から30周年を迎えた。

1995年の事件で標的となったいくつかの地域のひとつである、東京の官庁街の中心にある東京の地下鉄霞ヶ関駅で、毎年恒例の厳粛な黙とうを行った。

被害者や専門家は、組織的な攻撃の背後にあるカルト教団は今も活動を続けており、若者を勧誘していると警告している。

1995年3月20日、オウム真理教の5人の教団員は、朝の通勤電車内にナチスが開発した神経ガス・サリンの袋を落とし、傘の先端を鋭利にしたもので袋を突き刺して逃走した。

電車は走り続け、乗客は猛毒のガスの充満する車内に閉じ込められた。

列車が止まると、乗客は嘔吐し、息苦しそうに駅を出て行き、救急隊員が道端で手当をした。

この襲撃で13人が死亡し、14人目の犠牲者は重度の脳障害を負った後、2020年に死亡した。

5,800人以上が負傷し、その多くが視力障害、疲労、精神的トラウマに今も苦しんでいる。

カルト教団の、髪の乱れたほぼ盲目の指導者であった麻原彰晃は、この襲撃事件とその他の暴力犯罪により、12人の弟子とともに2018年に処刑された。

麻原は本名を松本智津夫といい、終末が来ると説き、殺人は魂をより高い領域へと昇華させると説いていた。

オウム真理教は解散したが、その死んだ指導者は、後継グループの推定1,600人のメンバーによって、いまだに日本で崇拝されている。

専門家は、同教団は若者に直接、あるいはソーシャルメディアやメッセージアプリを通じて秘密裏に接触しており、オウムの犯罪が誤って描写された投稿も拡大していると警告している。

AFP

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