
東京:気象学者によると、日本の梅雨明けは西日本で観測史上最も早かったという。気候変動によって世界の気象パターンが予測しにくくなっているためだ。
梅雨は通常6月から7月にかけて続くが、京都から九州までの広い範囲で、例年より3週間ほど早く梅雨が明けたと気象庁は発表した。
気象庁によれば、これらの地域で最も早く梅雨が明けたのは、1960年代から1990年代にかけて記録された7月上旬だったという。
気候変動が世界的に気温を押し上げる中、日本は昨年、記録的な猛暑に見舞われた。
乾燥した冬は山火事のリスクも高めている。3月上旬に大船渡市で発生した火災は、過去半世紀で最悪のものだった。
気象庁によると、日本の太平洋沿岸では、1946年の記録開始以来、昨年の冬が最も乾燥していたという。
近年は強い台風が洪水や土砂崩れを引き起こしている。
気象庁の気象予報士は金曜日にAFPに「現在、西の地域では強い高気圧に覆われており、この高気圧は当分弱まることはないだろう」と述べた。
気象庁の気象予報士は、現在の気象状況と気候変動との間に直接的な関連性を見出すことはできないと語った。
しかし、気候の変化は「何年にもわたって」観測されている、と彼は付け加えた。
AFP