
東京:日本の当局は木曜日、南部の小さな島で強い地震が発生し、89人の住民に避難を呼びかけた。
AFP通信によると、住民は「悪石島の学校の運動場」に避難するよう求められたという。
悪石島は九州地方の南に位置するトカラ列島の一部であり、6月21日以来1,031回の地震に見舞われている。
大きな被害は報告されていない。
木曜日、マグニチュード5.5の地震が悪石島付近で発生した。前日も同規模の揺れを記録した。
離島のトカラ列島12島のうち7島には人が住んでおり、合計約700人が暮らしている。
気象庁地震津波観測課の蛯田綾隆課長によれば、木曜日の地震による津波の危険性はないという。
「揺れが強かった地域では、家屋の倒壊や土砂崩れの危険性が高まっている」
「当分の間、同じような規模の地震に注意してください」と述べた。
気象庁によると、トカラ列島では2023年9月にも同様の激しい地震活動が発生し、346回の地震が記録されている。
日本は世界で最も地震活動が活発な国のひとつであり、太平洋の「環太平洋火山帯」の西端に沿った4つの主要な地殻プレートの上に位置している。
約1億2,500万人の人口を抱えるこの列島では、通常、毎年約1,500回の揺れに見舞われ、世界の地震の約18%を占めている。
2011年には、マグニチュード9.0の地震が津波を引き起こし、18,500人の死者・行方不明者を出し、福島原子力発電所の壊滅的なメルトダウンを引き起こした。
地震を予測するのは非常に難しいが、1月に政府の委員会は、今後30年間に日本沖の南海トラフで大きな揺れが発生する確率を75~82%にわずかに引き上げた。
その後、政府は3月に新たな試算を発表し、そのような「巨大地震」とそれに続く津波は、29万8000人もの死者と最大2兆ドルの損害をもたらす可能性があるとしている。
今週、政府はこのような巨大地震に備えるために、さらに多くのことを行う必要があるとする報告書を発表した。
外国人観光客の中には、大地震が間近に迫っているというソーシャルメディアによって煽られた根拠のない不安のために、来日を控えている人もいる。
特に懸念されているのは、2025年7月5日に大災害が起こると予言した、2021年に復刊された漫画である。
「そのような話が出回っていることは承知していますが、それはデマです」と気象庁の蛯田氏は言う。
「現在の科学技術では、地震を予知することは不可能である」
AFP