
8月1日の米中貿易協議の期限を控え、石破茂首相が、金曜日に東京でスコット・ベッセント米財務長官と会談する予定だと、読売新聞が火曜日に報じた。
米国財務省は先週、ベッセント長官は7月19日に大阪で開催される2025年世界博覧会(万博)の米国記念式典に出席するため、同時期に開催される南アフリカでの20カ国・地域(G20)財務大臣・中央銀行総裁会議を欠席すると発表した。
ホワイトハウスによると、ベッセント氏は、ロリ・チャベス=デレメル労働長官、クリストファー・ランドー国務副長官も参加する米国代表団を率いる予定だ。
読売新聞は、匿名の政府筋の情報として、日本の関税交渉担当トップである赤沢氏もベッセント氏と会談する予定だと付け加えた。
赤沢氏は 4 月以来 7 回も米国を訪問しているが、まだワシントンとの貿易協定は締結に至っていない。
ロイターは、ベッセン氏の訪日中にこれらの会談が予定されていることを独自に確認していない。
これは、ドナルド・トランプ米大統領が先週、8 月 1 日から日本の輸入品に対する関税を 25% に引き上げることを日本側に通知した後の、東京とワシントン間の最初のハイレベル会談となる。
ベッセント氏の訪問は、日曜日に上院選挙を控え、最近の世論調査で与党連合が過半数を失う可能性が高まっている、石破氏にとって政治的に微妙な時期に実施される。
10 月に下院の過半数を失った石破氏にとって、2 度目の選挙敗北は、その政治的立場を大きく弱体化させる一方、減税や金融緩和政策を主張する野党勢力を強化する可能性がある。
ロイター