

プロ野球巨人の坂本勇人内野手(31)と大城卓三捕手(27)が新型コロナウイルスに感染したことが3日、分かった。巨人の今村司球団社長が東京・大手町の球団事務所で取材対応し、新型コロナ感染を調べるPCR検査で陽性判定が出たと発表した。
坂本、大城両選手の感染経路は不明。ともに3月下旬以降の体調に問題はなく、症状も出ていないとし、2日に東京ドームで行われた西武との練習試合にも出場していた。
両選手は球団独自で新型コロナ感染を調べる抗体検査で抗体が確認され、その後、PCR検査を受けて陽性が判明。球団は両選手ともコロナウイルスの遺伝子量は微量で、正常値ぎりぎりの「微陽性」に相当する上、回復を示す抗体を持っているため、回復からかなりの時間が経過しているとの見解を示した。
球団の調査した検査前2週間の行動では、坂本は5月29日に友人と昼食を取り、大城は同28日にチームメート2人と夕食を取ったが、両選手ともそれ以外の外食や夜の外出は一切なかったという。
巨人は濃厚接触があると見られる26人に3日中にPCR検査を実施。4日には原監督をはじめ、1軍の選手、スタッフらも同検査を受ける予定。
巨人は3日の練習試合は中止としたが、東京ドームで5日以降の試合は予定通り行う。
時事通信社