
防衛省は7日、自民党の国防議員連盟(衛藤征士郎会長)で、航空自衛隊F2戦闘機の後継となる次期戦闘機の開発スケジュール案を提示した。それによると、2024年度から試作機製造を始め、飛行試験などを経て31年度から量産初号機を製造する。
会合では、早ければ10月にも機体担当企業を選定し、今年度中に機体形状や重量、エンジン推力などの「構想設計」に着手する方針も示した。
米国との開発協力では現在、三菱重工と米国のロッキード・マーチン、ノースロップ・グラマン、ボーイングで協力分野や企業間の協業体制を議論していると説明。英国企業4社とも開発協力の協議を続けているという。
次期戦闘機は今年度から開発に着手。ステルス性や電子戦能力、米国との相互運用性を重視し、F2が退役する35年の配備開始を目指している。機体やエンジン、システム設計などの基幹部分は日本主導で開発する方針だ。
JIJI Press