
東京:大規模な洪水と土砂崩れによる行方不明者の捜索や取り残された人々の避難が続いている日本の一部地域は、週末のより激しい雨に備えていた。
消防庁によれば、死亡者数は金曜朝時点で66人に上り、その他に16人が未だ行方不明という。そのほとんどが日本で3番目に大きな島である九州の各県で発生している。
被害は九州を越えて、温泉やハイキングで有名な日本中央部の風光明媚な山村にも広がった。
球磨村では捜索と救助作業が続いた。同村では9人が行方不明となっており、深く溜まった洪水の水やさらなる土砂崩れのリスクから、捜索活動に遅れが生じた。
洪水によって孤立した人々に対しては、空からの救助作業がまだ続いている。
大分県の有名な温泉の町、由布院では、旅館の経営者女性が遺体で見つかった。救助隊はまだ見つかっていない彼女の3人の家族を探している。
現在もまだ約2,000人の人々が70ヶ所に取り残されていると、菅義偉内閣官房長官は述べた。救助隊と当局はそれらの地域の大部分と連絡を取り合っているものの、被害範囲の全容はまだ把握できていない。
気象庁は豪雨が続いているため、長崎および九州の他の地域に避難勧告を出した。それら全地域で120万人以上の人々に避難が求められたが、避難は強制ではない。
同庁はこの日本南部の島で、土曜一日を通して最大300ミリ(11インチ)の雨が降ると予測した。
菅は影響のある地域の住民に対し、早めに指定施設へ避難するように求め、それらの施設では十分なウィルス安全対策が行われていると保証した。
AP