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豪雨被災地で学校再開=「友達に会える」元気な姿―不安の声も、熊本・人吉

子どもたちは「友達に会える」と声を弾ませ、1週間ぶりの再会に笑顔を見せた。(AFP)
子どもたちは「友達に会える」と声を弾ませ、1週間ぶりの再会に笑顔を見せた。(AFP)
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13 Jul 2020 03:07:03 GMT9
13 Jul 2020 03:07:03 GMT9

熊本県南部を襲った豪雨の影響で休校が続いていた人吉市の小中学校計9校が13日、学校を再開した。子どもたちは「友達に会える」と声を弾ませ、1週間ぶりの再会に笑顔を見せた。

「久しぶりに友達に会える」。市立第一中2年の伊賀上朋也さん(13)は休校中、自宅が浸水した友人を気に掛け、LINEで連絡を取り続けていたという。「部活の大会も中止になったり、勉強する時間も少なくなったりしたけど、またすぐに日常に戻れると思う」と前を向いた。

氾濫した球磨川沿いの通学路には、土砂や廃材が残るなど普段と異なる光景が見られ、保護者からは「早く元の生活に」と不安の声も漏れた。

市立西瀬小(児童数209人)では、通学路になっている球磨川に架かる西瀬橋の一部が流失。天羽伸哉校長によると、普段の集団登校を取りやめ、午前9時ごろまで自由に登校できるようにした。登校できなかった児童もいたといい、「心のケアが最優先。きょうは授業は行わず、会話や遊びなどを通じて様子をつかみたい」と話した。

県によると、八代市と芦北町、球磨村の小中学校計7校で当面休校が続く。球磨村では道路の崩落などで登校が困難となり、森佳寛教育長は「避難所や親戚宅など生活拠点の近くにある学校に受け入れてもらい、教育活動を再開できるよう準備している」と語った。

JIJI Press

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