
【バンコク時事】多数の日本企業が進出するタイのバンコクに31日、新型コロナウイルスの感染拡大後初めて、タイ国籍を持たない人の搭乗を認めた日本発の特別便が到着した。特別便は8月は週1回運航。タイ政府は感染の第2波を招かないよう慎重を期しつつ、企業関係者を中心とした日本人の受け入れを徐々に進める方針だ。
タイ政府は外国人の入国を一部を除き原則禁止していたが、国内の感染状況が落ち着いたのを受け、規制緩和に動いている。特別便に搭乗できるのはタイの労働許可証の所持者とその家族、留学生らで、到着後2週間の隔離を義務付けられる。
第1便には約120人の日本人が搭乗した。タイには企業関係者ら多くの日本人が渡航を希望しており、8月7日の第2便も満席。シントン駐日タイ大使は取材に「外国人向け隔離施設が十分でなく、便数を増やせないのが現状だ」と述べた。
JIJI Press