
アラブニュース日本
東京:日本政府は石油流出事故の浄化作業を支援するため、緊急援助隊の第3陣をモーリシャスに派遣することを決定した。決定は9月1日に発表された。
緊急援助隊は9月2日にモーリシャスに向けて出発する予定だ。7月25日に日本が所有する船がモーリシャス近海のサンゴ礁で座礁し、1,000トン以上の油がインド洋に流出した事故への対応に当たる。
今回の流出事故は、保護された海洋生態系に近く、またパンデミックの影響ですでに困難に直面していた観光業への影響が予想されるため、現地の人々や専門家から特に懸念されている。
「今回の事故はモーリシャス共和国の環境に深刻な被害をもたらし、同国の観光産業にも深刻な影響を及ぼす可能性がある」と日本政府は声明で述べている。
声明によれば、「日本は、モーリシャス共和国政府からの支援要請や、両国の友好関係など、あらゆる状況を総合的かつ全体的に勘案し、派遣を決定した」という。
日本からの第1陣の緊急援助隊は8月10日に派遣され、8月23日に帰国した。第2陣は8月19日に派遣され、現在も現地で環境浄化のための支援活動を行っている。
日本政府は、今後もモーリシャスや関係機関と協力し、地域の自然環境や経済活動の回復に向けて最大限の努力をしていくとしている。