Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 日本、悪天候のためH3ロケット2号機の打ち上げを延期

日本、悪天候のためH3ロケット2号機の打ち上げを延期

2023年3月7日、鹿児島県南西部にある種子島宇宙センターの発射台から飛び立つ高度光学衛星「だいち3号」を搭載した次世代ロケット「H3」。(AFP=時事)
2023年3月7日、鹿児島県南西部にある種子島宇宙センターの発射台から飛び立つ高度光学衛星「だいち3号」を搭載した次世代ロケット「H3」。(AFP=時事)
Short Url:
13 Feb 2024 04:02:55 GMT9
13 Feb 2024 04:02:55 GMT9

東京:2月13日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は新型基幹ロケット「H3」の2号機について、悪天候が予想されるため、打ち上げを当初予定の2月15日から延期すると発表した。

新しい打ち上げ日は後日発表される。JAXAの岡田昌史H3プロジェクトマネージャーは記者会見で、発射場である日本南部の種子島宇宙センターの天候は16日遅くに回復する見込みだと語った。

昨年3月、日本は新型ロケット1号機の発射に失敗しており、約1年を経て再度の打ち上げとなる。前回の発射失敗により、陸地観測用衛星が失われ、日本の衛星・惑星探査計画には広範囲で混乱が生じていた。

JAXAは、H3ロケットの第2段エンジンの点火に失敗したこの事故の直接の原因を特定することはできなかったが、昨年10月に発表されたレビューの中で、3つの電気系統の欠陥を可能性として挙げ、改善策を実施した。

今回のH3ロケットの打ち上げは「試験飛行」と位置づけられ、再度の衛星の喪失を避けるため同質量のダミーの衛星を搭載している。二次的観測機器としてキヤノン電子とセーレンが開発した地球観測用超小型衛星2基が搭載される。

JAXAと主契約者である三菱重工業によって開発されたH3ロケットは、開発から20年が経つH-IIAロケットに代わるもので、1回あたりの打ち上げコストを約50億円(3,340万ドル)に半減させることを目指していた。

先月探査機SLIMが歴史的な「ピンポイント」(半径100メートル以内の精度に制御された着陸)月面着陸を果たしたことに続き、H3ロケットの発射に成功すれば、中国の軍事力と技術力に対抗するものとして、日本の宇宙能力を同盟国アメリカに示すことになる。

ロイター

特に人気
オススメ

return to top