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「メタバース」を強化=エンタメ軸に成長―ソニーG

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19 May 2022 01:05:51 GMT9
19 May 2022 01:05:51 GMT9

ソニーグループ(G)は18日、東京都内で経営方針説明会を開き、今後の成長領域として、インターネット上の仮想空間「メタバース」に関連するサービスを強化する方針を表明した。ゲームと音楽、映画のエンターテインメント3事業を軸に、多様なコンテンツを展開し、新たな娯楽体験の創出を目指す。

メタバースは、利用者同士がアバター(分身)となり、音楽ライブやゲームなどを楽しめる空間。米交流サイト(SNS)最大手メタ(旧フェイスブック)などIT大手が開発を加速させている。ソニーGの吉田憲一郎会長兼社長は「ネットワークでのエンターテインメント体験は今も進化し続けている。時間と空間を共有する社会的で双方向の体験に広がりつつある」と強調した。 

ソニーGが今月発表した2022年3月期連結決算は、売上高と営業利益がともに過去最高を更新。本業のもうけを示す営業利益は初めて1兆円を上回った。好業績の原動力となったのがゲーム、音楽、映画のエンタメ3事業だ。

吉田氏は「この三つの事業は、感動を経営のキーワードとした12年度以降、継続的に成長している」と指摘。22年3月期決算は3事業の売上高の合計が全体の半分を超え、「エンタメ企業」への変貌を印象付けた。

吉田氏は、メタバース強化に向けて、買収を発表した米ゲーム会社バンジーのライブ技術を活用する方針を表明。一方、新規参入する電気自動車(EV)分野でも「移動空間を新しいエンターテインメント空間としていきたい」と語った。EVでは今年3月にホンダとの提携を発表しており、25年の発売を目指している。

時事通信

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