
岸信夫防衛相は10日の記者会見で、2021年度以降の在日米軍駐留費の日本側負担(思いやり予算)に関する日米両政府間の本格交渉を米ワシントンで週内に始める考えを明らかにした。岸氏は、「一層の厳しさを増す地域の安全保障環境、わが国の厳しい財政状況を踏まえて適切に対応していきたい」と述べた。
日本政府は12月中の交渉妥結を目指している。茂木敏充外相も10日の会見で、「来年3月末が協定の有効期限であるから、その前にまとめなければいけない。できる限り早く合意が得られるよう鋭意交渉に臨みたい」と強調した。
JIJI Press