
東京
木曜と金曜に日本の徳仁天皇陛下により行われる「大嘗祭」と呼ばれる感謝の儀式のために建てられ、30余りの仮の建物で構成される「大嘗宮」が水曜、報道陣に公開された。
東京・千代田区の皇居内の東御苑に建設された大嘗宮には、天皇陛下が主要儀式を行われる 「悠紀殿(ゆきでん)」と「主基殿(すきでん)」が含まれる。先月末完成した。
儀式では、5月1日に即位された徳仁天皇が、五穀豊穣と国民の安寧を祈願し神々に新米を供えられる。「悠紀殿供饌(ゆきでんきょうせん)の儀」は木曜午後6:30(グリニッジ標準時午前9:30)、「主基殿供饌(すきでんきょうせん)の儀」は金曜午前12:30から行われる。
大嘗宮は11月21日から12月8日まで一般参観が行われ、外観の参観が許される。建物はその後取り壊される。
建物内部は非公開。「儀式は秘事に当たるため、内容が推測できるような建物構造などをお見せすることは控えたい」と宮内庁の西村泰彦次長は説明している。