
天皇、皇后両陛下を補佐する宮内庁側近トップの侍従長に別所浩郎侍従次長(68)が昇格する人事が、26日の閣議で正式に決まった。別所氏の後任には、天皇陛下が皇太子だった2007~10年に側近の東宮侍従を務めた坂根工博・元国土交通省国土政策局長(59)が就く。即位前から5年近くにわたり両陛下を支えた小田野展丈侍従長(73)は勇退する。いずれも4月1日付。
別所 浩郎氏(べっしょ・こうろう)東大法卒。75年外務省に入り、韓国大使、国連大使を経て20年1月から侍従次長。兵庫県出身。
坂根 工博氏(さかね・のりひろ)東大法卒。86年建設省(現国土交通省)に入り、国交省官房審議官を経て国土政策局長を務め、20年7月退職。同年11月から損害保険ジャパン顧問。大阪府出身。
JIJI Press