

世界最高齢者である118歳の日本人女性が、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を考慮して東京五輪の聖火リレーに参加しないことを決めたと介護施設関係者が水曜に述べた。
この関係者によれば、ギネス世界記録に認定されている田中カ子(かね)さんは、日本の南部にある福岡で5月11日に始まる予定の聖火リレー参加者の一人になるはずだった。
「ご家族からのメールではご本人とご家族が介護施設にウイルスを拡散させてしまうのではないかと心配しており、リレーを辞退したいとのことです」と介護施設関係者は述べた。
オリンピック聖火リレーは3月に始まり、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた。聖火リレーで補助を務めた6人が陽性と診断されたことを東京五輪組織委員会が日曜に発表し、聖火リレー関連での陽性者は合計8名となった。
参加を予定していた数名の著名人らも、感染症が拡大する中で安全を考慮してリレーを辞退した。
日本は先月、東京・大阪など人口の多い都市部を中心にコロナウイルス感染症の感染再拡大を抑えるため、緊急事態宣言を発令した。
政府はこの方針を延長する考えであることを読売新聞が水曜に報じた。
ロイター