



ブライラ: ルーマニアと日本は木曜日、外交関係樹立100周年を迎え、両国の政府関係者がヨーロッパで最も長い吊橋の一つとなる橋の建設現場を訪れた。
ルーマニア東部の都市ブライラにあるこの橋は、ドナウ川に架かるもので、日本の株式会社IHIインフラシステムとイタリアのウェビルド社との共同事業である。
このプロジェクトの費用は4億1100万ユーロ(4億8300万ドル)と見込まれており、橋の中央部のスパンは1.12キロメートル(0.7マイル)を誇る。
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジとほぼ同じ長さのこの橋は、約55%が完成しており、2022年末には完全に使用可能となる予定だ。
ルーマニアの主要な道路インフラプロジェクトを監督する非政府組織「ProInfrastructureAssociation」のディレクターを務めるイオヌット・シウリア氏は、この新しい橋は「地域に大きな利益をもたらすだろう」とAP通信に語った。
「橋はターニングポイントです」とシウリア氏は述べた。「これは国全体にとって重要です。国内最大級の交通インフラプロジェクトであることは間違いありません。この橋はコンスタンツァ港とモルドバ、そしてドナウ・デルタをつなぐ重要な役割を担います。」
イタリアの建設会社ウェビルド社によると、この橋は地球の円周と同じ長さの約4万キロ(25,000マイル)のスチールワイヤーで構成されている。
植田浩駐ルーマニア日本大使 は、この吊り橋は「欧州連合内の接続性を示す非常に良い例」と述べた。
ブカレストの日本大使館によると、100社以上の日本企業がルーマニアで約4万人の雇用を創出している。 2018年、日本の首相として初めて安倍晋三前首相がルーマニアを公式訪問した。
AP