アラブ・ニュース

リヤド：湾岸諸国と米国は、イランとの外交的関与を歓迎し、地域におけるいかなるエスカレーションも阻止することを目指している、と共同声明を発表した。

声明では「地域の非エスカレーションを追求するため、サウジアラビアと他のGCC諸国によるイランとの外交的関与を歓迎し、この地域の国々が国連憲章を含む国際法を遵守することの重要性」を強調した。

閣僚達は、地域の航行の自由と海洋安全保障の確保へのコミットメントを示した。彼らは、GCC諸国の航路、国際貿易、石油施設を脅かす可能性のある海上やその他の場所での違法行為を抑止する決意を新たにした。

会談はニューヨークで開催された第78回国連総会の傍らで行われ、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外相と米国およびGCCの担当者が出席した。
閣僚はまた、「イランに対し、この地域に重大な安全保障上の脅威をもたらす無人航空機やその他の危険な兵器の拡散を中止するよう求めた」。

米国、サウジアラビア、UAEが参加した別の会議では、アントニー・ブリンケン米国務長官が、サウジアラビアがリヤドでサヌアからの代表団を受け入れることを歓迎した。米国務省によると、今回の話し合いは、「国連の支援の下でのイエメン主導の政治プロセスと、イエメン政府に12億ドルの経済支援を提供するというサウジアラビアのコミットメント」を通じて、2014年以来激化している紛争に対するロードマップを見つけることを目的としている。

サウジアラビアのハーリド・ビン・サルマン国防相は月曜日に代表団と会談し、同国は代表団との話し合いの前向きな結果を歓迎した。

イスラエル・パレスチナ紛争について、閣僚はアラブ和平イニシアチブへのコミットメントと、”2国家解決 “に従った中東の包括的な和平を見出すことを強調した。

アラブ首長国連邦とイラン間の紛争の中心となっているUAEの3つの島の問題について、声明は次のように述べた： 「我々は、国連憲章を含む国際法のルールに従い、二国間交渉または国際司法裁判所を通じて、大トンブ、小トンブ、アブ・ムーサの3島をめぐる紛争の平和的解決に達するというアラブ首長国連邦の呼びかけを支持する」

クウェートとイラクの国境画定については、「イラクがクウェートの主権と領土保全にコミットし、国際条約と国連決議、特にクウェートとイラクの境界画定に関する国連安保理決議833を尊重することの重要性」を強調した。