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元女性活躍推進担当相、日本の自民党総裁選に出馬へ

自民党総裁選挙告示前日の2021年9月16日、東京の自民党本部で総裁選への立候補を表明する日本の野田聖子元女性活躍推進担当相。(AFP)
自民党総裁選挙告示前日の2021年9月16日、東京の自民党本部で総裁選への立候補を表明する日本の野田聖子元女性活躍推進担当相。(AFP)
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16 Sep 2021 01:09:47 GMT9
16 Sep 2021 01:09:47 GMT9

東京:日本の野田聖子元女性活躍担当相は、自民党総裁選挙告示の前日である木曜日、自民党総裁選挙へ立候補することを表明した。

9月29日に投票が行われる自民党総裁選挙の勝者は、その数日後に首相に就任し、自民党を率いて11月下旬に予定されている衆議院解散総選挙に臨むこととなる。

現在61歳の野田氏は、総務相、女性活躍・男女共同参画担当相などを歴任し、一時は日本初の女性総理大臣になる可能性が一番高い人物だと言われていた。

しかし、野田氏が自民党総裁選に勝利する見込みは低いと見られている。また、野田氏の立候補表明が遅れたのは、自民党議員からの支持を集めるのに苦労したからではないかとも考えられている。

野田氏の立候補により総裁選は、ワクチンを担当する河野太郎氏、穏健派の岸田文雄氏、日本の政治のトップに断つ稀有な女性議員の1人であり、意見が分かれる右派の高市早苗氏の4人の争いとなる。

東京の自民党本部で自民党総裁選挙への立候補を表明した経験豊富な野田議員は、より多様性のある日本の将来像について語った。

野田氏は、「これまで主役になれなかった女性や子ども、高齢者、障害者が社会でしっかり生きていける『保守の政治』を作り上げていきたいと」と述べた。

野田氏は、政治的な影響力が相対的に弱いにもかかわらず、自身の長い政治経験を強調し、金曜日に政策の詳細を発表すると述べた。

野田氏は出馬理由について「他の候補者に、私が政治家として取り組んできている小さき者、弱き者を奮い立たせるような政策を見つけ出すことができなかった」と説明し、

「微力だが、仲間と頑張ることを約束する」と語った。

野田氏は、夫婦別姓を認めるなど、これまで男女共同参画を推進してきた。

米国の卵子提供者による不妊治療を経て、50歳で出産した野田氏は、日本における不妊治療の普及にも尽力している。

日本で数十年に渡りほぼ継続して政権を維持してきた自民党が、衆議院総選挙で勝利するする可能性は高い。

しかし、自民党内の主要派閥のほとんどが統一した候補者を推薦していないため、これまで形式的であった自民党総裁選が稀に見る自主投票となり、その結果はこれまでより予測しにくくなっている。

当初菅義偉首相が自民党総裁選で再選されると見られていたが、今月初め、菅首相が退任すると発表し、衝撃が走った。

AFP

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