
宮内庁は1日、秋篠宮家の長女眞子さま(29)が小室圭さん(29)と26日に結婚されると正式発表した。二人の婚姻届が自治体に提出され、眞子さまは皇室典範の規定で皇籍離脱する。婚姻届提出後、同日中に2人が記者会見し、心境などを語る。女性皇族の結婚は2018年の高円宮家三女、守谷絢子さん以来、戦後9人目となる。
眞子さまの意向により、小室さんの母親の金銭トラブルで結婚に批判的な世論を踏まえ、結納に当たる「納采の儀」など関連儀式は行わない。国からの一時金も支給しない。
同庁によると、眞子さまは誹謗(ひぼう)中傷と感じられるような情報を目にし、「複雑性心的外傷後ストレス障害(PTSD)」と診断されるほどの心の傷を負った。
小室さんは結婚準備のため、9月27日に滞在先の米国から一時帰国した。眞子さまは結婚に伴い戸籍を作った後、パスポートを取得。小室さんとニューヨークで生活する準備を整え、日本を離れる。
二人は17年9月に婚約が内定し、18年に結婚式など関連儀式を行う予定だった。しかし、小室さんの母親と元婚約者の金銭トラブルが発覚。宮内庁は18年2月、関連儀式を20年に延期すると発表したが、先送りとなっていた。
小室さんは18年8月に渡米し、今年5月に3年間学んだフォーダム大ロースクールを修了。7月にニューヨーク州の司法試験を受けた。現地の大手法律事務所に職員として在籍しており、12月中旬までに合否が判明する予定。
眞子さまが結婚すると、皇室の構成は平成以降最少の17人となる。
時事通信