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福島のオリンピック聖火リレーコース近くの放射線「ホットスポット」—— グリーンピース

福島県楢葉町のプレスツアー開催中の2019年8月、Vヴィレッジで子供たちがサッカーをしている。 国内最大規模のスポーツ複合施設であるJヴィレッジは、1997年に設立されたが、約8年前に突然、放射線漏れとの戦いの「最前線」へと姿を変えた。(AFP/資料)
福島県楢葉町のプレスツアー開催中の2019年8月、Vヴィレッジで子供たちがサッカーをしている。 国内最大規模のスポーツ複合施設であるJヴィレッジは、1997年に設立されたが、約8年前に突然、放射線漏れとの戦いの「最前線」へと姿を変えた。(AFP/資料)
05 Dec 2019 01:12:13 GMT9

東京

環境圧力団体のグリーンピースが水曜日に話したところによれば、日本の東北地方、福島で予定されているオリンピック聖火リレーのスタート地点近くで、同団体がいわゆる放射線「ホットスポット」を検知した。

日本の環境省は、当該地域は概して安全だと話したが、7月24日の大会開幕に先駆けて同地域を調査することを地域住民と交渉中であることを付け加えた。

グリーンピースは放射線の新規モニタリングの実施および継続的な除染作業を求めた。また、自分たちの調査で、Jヴィレッジ近くに放射線の測定値が高い地域があることがわかったと話している。Jヴィレッジは、2011年の津波で被災した原子力発電所から約20km(12マイル)に位置するスポーツ複合施設である。

日本政府は、オリンピックを利用して、福島の災害からの復興を知らしめたいと切望しており、Jヴィレッジを3月に始まる日本の聖火リレーのスタート地点として使用するつもりである。

Jヴィレッジは、元々は、アスリートのためのトレーニングセンターとして設計されたものであり、被災した原子炉の収束作業に取り組む作業員用のロジスティックの拠点として使用された。

除染処理が終わり、同スポーツセンターは、日本のオリンピク役員が聖火リレーのスタート地点として使うことを決定した直後の今年4月に全面的に業務を再開した。

グリーンピースは、いくつかの地点で地上1メートル(1ヤード)を測定した際に、毎時1.7マイクロシーベルトもの高い放射線レベルを検知したと話した。

その放射線レベルは、国が許容する安全基準である毎時0.23マイクロシーベルト、また、東京での通常の毎時約0.04マイクロシーベルトと比較された。

ホットスポットは地表レベルで毎時71マイクロシーベルトの測定値を示しているとグリーンピースは主張した。

しかし、Jヴィレッジのインターネットサイトによれば、正面玄関の放射線の測定値は、水曜日の時点で毎時0.111マイクロシーベルトだった。一方、その敷地内で、測定値が毎時0.085マイクロシーベルトを示した場所も一箇所あった。

グリーンピースは、自分たちの発見を日本のオリンピック組織委員会および国際オリンピック組織委員会だけでなく、日本政府にも伝えたと話した。

同団体はこの地域での調査結果の報告書を来年発表する。

AFP通信

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