
東京
日本の安倍晋三総理大臣が、日曜日に予定されていたインド訪問の延期を決定した。インドにおける治安情勢の悪化が理由だと菅義偉内閣官房長官が金曜日に述べた。
直前になって総理大臣の外訪が取りやめとなるのは異例のことだ。
日本とインドは、2005年以降それぞれの首相による継続的な外交訪問が行なわれており、今年は日本の首相がインドを訪問することになっていた。両国政府は安倍首相の訪問スケジュールを仕切り直すことした。
「首相の訪問延期を決定しました。インド側からの現地の治安状況に関する報告に基づいてインド政府と話し合った結果によるものです」と菅氏は記者会見で述べた。「日本とインドは、首相の訪問スケジュールを両国にとって適切なタイミングに再調整するため協議する予定です」と菅氏は言う。
安倍首相はこの日曜日から3日間インドを訪問し、月曜日にインド北東部のグワーハーティー市でインドのナレンドラ・モディ首相と会談する予定だった。
しかしインドでは、政府の移民政策に関して暴動が継続的に起こっている。木曜日には、グワーハーティーで反政府抗議運動の参加者たちに対して警察が発砲し、死傷者が出ている。
「現地の治安は非常に深刻な状況です」と日本政府関係者は言う。「そのような状況下で首相がインドを訪れて首相に何かあれば、大問題です」
時事通信社