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ハマス指導者、息子たちが殺害されても停戦に対する姿勢は変えない

ハマス指導者の親族と公式メディアによると、イスラム過激派組織の最高指導者イスマイル・ハニヤ氏の息子3人が、ガザ地区でのイスラエル軍の空爆で死亡した。(ロイター/ファイル)
ハマス指導者の親族と公式メディアによると、イスラム過激派組織の最高指導者イスマイル・ハニヤ氏の息子3人が、ガザ地区でのイスラエル軍の空爆で死亡した。(ロイター/ファイル)
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12 Apr 2024 02:04:02 GMT9
12 Apr 2024 02:04:02 GMT9
  • ハマス指導者のイスマイル・ハニヤ氏「これでハマスが立場を変えざるを得なくなると思っているのなら、それは妄想だ」
  • 米国、エジプト、カタールの仲介で、日曜から停戦協議が続けられている。

ガザ: ハマス指導者のイスマイル・ハニヤ氏は、木曜にパレスチナ自治区を揺るがした砲撃の中、イスラエル軍の空爆で3人の息子が死亡したことは、ガザでの停戦交渉に影響を与えないと主張した。

一時的な停戦と人質解放に向けたカイロでの協議が打開の兆しを見せないまま長引く中、イスラエルはこの空爆で、ハマス指導者の3人の息子を殺害したと認めた。

カタールの放送局、アルジャジーラのインタビューに応じたハニヤ氏は、孫4人も犠牲になった今回の空爆は、ハマスの停戦交渉に関する交渉姿勢を変えるためのものだと発言した。

「これでハマスが立場を変えざるを得なくなると思っているのなら、それは妄想だ」とハニヤ氏は述べた。

ジョー・バイデン米大統領は、最新の停戦協議について、ハマスが「前進する必要がある」と述べた。

イスラエルの主要な国際的同盟国であるアメリカもまた、ベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、停戦に同意し、包囲されたガザ地区への援助物資流入量を増やし、南部の都市ラファへの侵攻計画を断念するよう圧力を強めている。

バイデン大統領は、火曜に放送されたインタビューで、ネタニヤフ首相の戦争への対処は「間違い」であるとし、水曜の時点では、イスラエルはガザへの十分な援助物資流入を許可していないと警告した。

停戦を求める声にもかかわらず、イスラエルは木曜未明、ガザ地区、特に同領土の南部で空爆を遂行した、と目撃者は語った。

戦争はハマスによる10月7日のイスラエルに対する攻撃で勃発し、イスラエルの集計によれば、1,170人(ほとんどが民間人)が死亡した。

パレスチナの武装勢力はまた、約250人の人質を取り、そのうち129人が未だガザで拉致されている。

ハマスが統治するガザの保健省によれば、イスラエルの報復攻撃によって、ガザでは少なくとも33,482人が死亡した。

米国、エジプト、カタールの仲介による協議が日曜から続いている。

ドーハのハマス報道官、ホッサム・バドラン氏は次のように述べた「ハマス側は提示された提案を検討している。まだ返答は得られていません」

現在検討されている枠組みは、6週間戦闘を停止し、約40人の人質と数百人のパレスチナ人捕虜を交換するというものである。

バイデン大統領は水曜の記者会見でこう語った「今はもうハマス次第であり、提示された停戦協定に基づいて前進する必要がある」

イスラエルの戦争に対する作戦の在り方や、領土に入る援助物資の少なさに対する国際的な批判の声が高まっている。

水曜、スペインのペドロ・サンチェス首相は、ガザにおけるイスラエルの「不釣り合いな報復」が「中東、ひいては世界全体を不安定にする」危険性があると警告した。

スペインは、アイルランドやオーストラリアを含むいくつかの西側諸国同様、より広範な和平交渉の出発点として、近い将来パレスチナ国家を承認すると示唆している。

イスラエルの戦時内閣閣僚、ベニー・ガンツ氏は、軍事的には「ハマスが敗北した」としながらも、今後数年間も含めて「ハマスの残党」と戦い続けることを誓った。

同氏はまた、国際的な懸念が高まっているにもかかわらず、南部の都市ラファに侵攻するというネタニヤフ首相の誓いを繰り返した「我々はラファに侵攻するでしょう。そしてハーン・ユーニスにも」

150万人以上の市民が、イスラエル軍が地上侵攻していない最後の都市、ラファに避難している。

米国はラファへの侵攻を断念するよう、繰り返しイスラエルに警告している。

バイデン大統領は、強硬なネタニヤフ首相への不満が募っていることを示すように、これまでで最も厳しく批判した。

大統領は火曜夜に放映されたインタビューで、「ネタニヤフ首相のやっていることは間違いだと思います」と批判し「停戦協議に合意し、今後6、8週間は、ガザに入るすべての食料と医薬品へのアクセスを許可する」よう求めた。

援助物資に対するアメリカの強硬路線は、一定の成果をもたらしたとし、米国の国際開発庁長官、サマンサ・パワー氏は、イスラエルがもっと努力する必要があると主張しながらも、ここ数日、援助物資の輸送に「大きな変化」が見られたと述べた。

水曜、イスラエル国防大臣のヨアヴ・ガラント氏は、「ガザに援助を殺到させる」と述べ、北の国境に新たな検問所を設け、検問を合理化し、ヨルダンとの間に2つの新たなルートを設けるとした。

ガザへの援助物資を積載したトラックは、1日500台に達する見込みで、これは戦争前の援助物資用トラックと商業用トラックの平均台数に匹敵すると述べた。

イランの最高指導者ハメネイ師は水曜、ダマスカスのイラン大使館空爆に関し、イスラエルは「罰せられなければならないし、罰せられるだろう」と警告した。国際社会は、ガザ戦争がより広い地域を巻き込むのではないかという懸念を高めている。

イスラエル外相のイスラエル・カッツ氏は、ペルシャ語で「イランが自国の領土から攻撃するならば、イスラエルはそれに報復じ、イランを攻撃するだろう」とXに投稿した。

イランの警告に対し、バイデン大統領は水曜、イスラエルへの「鉄壁の」支援を約束した。

「ネタニヤフ首相に伝えたように、イランと武装勢力からのこうした警告に関し、イスラエルの安全保障を支援するアメリカのコミットメントは鉄壁だ」と大統領は発言した。

ドイツの航空会社ルフトハンザは水曜、「現在の中東情勢を踏まえ」テヘラン発着便を木曜日まで運休すると発表した。

AFP

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