
ニューヨーク時事: 国連安保理は28日、北朝鮮による27日の弾道ミサイル発射を受け、緊急の非公開会合を開いた。会合後、日米英など11カ国は「違法で不安定化させる行為を最も強い言葉で非難する」とする共同声明を発表した。
北朝鮮が今年に入りミサイル発射を活発化させたことを受け、日米などは複数回にわたり非難声明を出してきたが、今回は初めて韓国、オーストラリア、ニュージーランドが加わった。中国やロシアが北朝鮮寄りの姿勢を崩さない中、非難声明への支持を広げ外交圧力の強化を目指している。
北朝鮮は27日の発射について「偵察衛星」用カメラの撮影実験だと主張している。声明は「安保理決議は弾道ミサイル技術を使用した発射を禁じており、今回の発射は明らかな決議違反だ」と強調した。
時事通信