
鈴木俊一財務相は1日、イエレン米財務長官とテレビ会議形式で会談した。両者はウクライナに侵攻したロシアに対して「暴挙には高い代償が伴う」ことを示すため、引き続き日米で緊密に連携していく方針で一致した。
鈴木氏は会談で、ロシア中央銀行との取引を制限する措置について、閣議了解を経て直ちに実施していると説明。侵攻に関与したベラルーシのルカシェンコ大統領をはじめとする個人・団体も資産凍結の対象だと伝えた。
鈴木氏は1日の閣議後記者会見で、ロシア中銀への制裁について「(ルーブルの大幅下落など)効果は上がっている」と指摘。一連の制裁が日本経済や市場に与える影響に関しては「緊張感を持って注視していくことが重要だ」と強調した。
時事通信