• 政府は和平促進のために多くの譲歩を示したと、大臣は国連特使に述べた

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー：フーシ派が国連主導のイエメン停戦に違反し、タイズ包囲の解除を渋っていることは、内戦終結および停戦延長に向けての努力を損なうと、イエメン外相が月曜に述べた。

アフマド・アワド・ビン・ムバーラク氏はアデンでの国連イエメン担当特使ハンス・グルンドベルグ氏との会談の中で、政府は停戦に向けての協議において、サヌア空港再開への同意、フダイダ港の規制解除、戦場における交戦停止といった多くの譲歩を示してきたと述べた。

フーシ派はこれらの譲歩に対し、包囲終結の要請に抗い、停戦期間中にフダイダ港に入港した燃料船からの収益を支配地域の公務員への支払いに充てることを拒否し、政府軍への攻撃を継続することで応えたと、ムバーラク外相は述べている。

国営通信SABAによると、同外相は特使に対し「停戦の基礎および目的はそもそも人道的なものであり、基本規定のいずれかの遵守を怠ることは成功の見込みを脅かすことになる」と述べた。

グルンドベルグ氏は大統領指導評議会のラシャド・アル・アリミ議長と政府の面々に会うため、日曜にアデンに到着した。政府とフーシ派武装組織が包囲解除と他県の道路開通に向けた合意に到達しそこなってから1日足らずでのことだった。

アンマンでの話し合いは、今週期限を迎える国連主導による2か月間の停戦の一環としてのもの。

この停戦により交戦が大幅に減少し、フーシ派が支配するサヌア空港からの民間航空便の再開とフダイダ港への燃料船入港が可能となった。

国営航空会社イエメニアは、毎週のサヌア発・カイロ行き民間航空便の最初のフライトが水曜に出発すると発表した。

アンマンでのタイズに関する交渉への政府代表団の責任者アブドゥル・カリーム・シャイバン氏によると、フーシ派はタイズをアデン・フダイダ・サヌアと結ぶ主要道路の開通に向けた全ての提案を拒絶しており、次回の交渉が数日中に始まる予定だという。

「優先すべきは、国連主導の停戦の規定に従って主要道路を開通させること、住民の窮状を緩和しないタイズ市民の人権を侵害しようとする企てを退けることだ」とシャイバン氏は述べた。

イエメンにおける暴力の減少に励まされた国際的仲介者および外国使節は、停戦の延長と和平プロセスへの移行を推進している。

「国際社会は #Yemen の経済安定を支援しつつ、関係者らが停戦からより包括的な和平プロセスに移行できるよう協力し合わなくてはならない」と米国のイエメン担当特使ティム・レンダーキング氏はTwitterで述べた。