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2年ぶり「待ち遠しかった」=訪日観光解禁、各地で期待―マスク徹底に不安も

ただ、コロナ禍の2020年7月に開業したため、外国人対応の経験が少ないのが不安材料だという。(AFP)
ただ、コロナ禍の2020年7月に開業したため、外国人対応の経験が少ないのが不安材料だという。(AFP)
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09 Jun 2022 07:06:25 GMT9
09 Jun 2022 07:06:25 GMT9

新型コロナウイルスの感染拡大で停止していた海外からの観光客受け入れが10日から、団体ツアーに限って解禁される。新千歳、那覇の両空港でも6月中に国際線の運航が再開する見通しで、2年2カ月ぶりとなる受け入れに、観光地からは期待の声が上がっている。

「うれしい、やったぜ!」。東京・浅草にある着物レンタル店「大吉」店長の大友雄介さん(50)は、受け入れ再開を歓迎する。以前は70店ほどあった周辺の着物レンタル店のうち約50店がコロナ禍で閉店。大友さんが雇っていた外国人向け通訳のアルバイトも全員が辞めたが、受け入れ再開の決定に伴い復帰したいという連絡も来ている。今は外国語表示の地図などを用意して準備を進める。

懸念は外国人がきちんとマスクを着用してくれるかどうか。「日本のお客さんが遠のいてしまう可能性もある。今からユーモアを交えてうまく促す言い方を考えています」と話す。

海外からの旅行先として人気が高い北海道でも、インバウンド需要に期待が高まる。札幌市で土産物店を営む30代男性は、国際線の運航再開に「待ち遠しいどころではない」と喜びを隠さない。円安も観光には追い風だとして「今がチャンス。コロナで落ち込んだ日本では回収できないから、外資で回収するしかない」と前向きだ。

アイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の広報担当者も「さまざまな国の人にアイヌ文化を発信できる」と意気込む。ただ、コロナ禍の2020年7月に開業したため、外国人対応の経験が少ないのが不安材料だという。

日光東照宮などの観光スポットが人気の栃木県日光市。コロナ前は客のほとんどが海外からだったという旅館「タートル・イン・日光」オーナーの福田金也さん(65)は、受け入れ再開を喜びつつ、「うちのような小さいところは個人中心。そういうところにも門戸が開かれないと、以前のようには戻らない」として、ツアー客以外にも対象が広がるよう期待した。

時事通信

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